無事で何より…

 日赤奉仕団の新海浜水泳場当番に出た。昨日と日を取り違えていた例の奉仕。ところが朝から雨、今日は休み…と決めこんでいた。ところが9時を過ぎたあたりから青空…風は強いけれど、とにかく行ってみよう・・・
管理事務所のおじさんから、今日は大勢のお客さんやデ・・・と声をかけられた。擦り傷程度で大きな事件はなし…と午後2時半ごろまでは過ぎてきた。

 ところがだ。水着姿の女性が、大きな浮き輪を身に着けて、管理事務所に入ってきた。「一緒に来た友達が戻ってこないのです…」「もう一時間ぐらい探しているのですが、探してもらえませんか…」泳ぎに来ていて、私がコンビニまで買い物に行って戻ってきてから会えていない。彼氏と弟さんの二人。携帯も履物も車に乗ったまま…と心細い表情。
 やばい、どこで泳いでいた? …愛知川の川尻の方を指す。放送を入れて待つても反応なし、マイクの声は風に流されておそらく届いていない。時間ばかりがどんどん経っていく。今日の風はめっぽう強い。波立っている。そして深いところ…意を決して消防署を呼んだ> 事務所においてあるAEDを取り出して説明に目を通す。どうしよう・・・

 連絡をしてから約半時間、サイレンが・・・。真っ赤な大きな消防車が到着、バタバタと消防士さんが下りて車から大きなボートを下ろし、救急車の後ろを開け、担架が運び出される。また、消防車、今度は小さなボート、警察、警備艇は波しぶきを立てて現れ、防災ヘリが上から… とにかく早く見つけて・・・レスキューさんはもぐれる準備をして駆け足…

 約20分、見つかったー  水泳パンツではだしの二人、探していた反対の方から、探しに行った奉仕団の女性の声かけで当事者と判明… 結局事なきを得たのだが、無事でよかった…涙が出た…でも、でも…複雑…でも無事てよかった。それだけ…若いなぁと感じた。私は、「こういう時は時を争うんだから、消防を呼ぶよりまず119ですよ…」と注意を受けました。反省。