うなぎ

 うなぎの厄日、どれだけのうなぎがこの土用の元気づけとして焼かれるのだろう。朝から新聞広告には、タレがてかてかと光ったかば焼きが、これでもか…というほどに宣伝されている。値段がまたすごい、だが、まちまち…同じ1匹の値段なのだが、特大・大・中・・・小は無い。三河産物大で2,030円…これが中国産となると、超特大1,275円・・・超がついてですよ。

 ウナギに器量があるわけでなし、この差は何なの? きっと産地による安全性に対する不安でないだろうか。でも、危ないものを輸入して売るわけにもいかないでしょうから、気の毒だけど結局、ウナギには風評被害? 今晩、我が家の食卓に乗るのだろうか…昨年は夕方買い物に行ったら買えなかった…と言いながら午後から出かけている。

 業者から請求書が届いた。息子が言う。今年は大変なんだ。水かがみを作付けはしたのだが、あまりにも農協が安いため、農協出荷の予約を入れなかった。したがって、前渡金が入ってこない。米の入るまで貸してもらえんか…ここにお金を出して返ってくることはまずない。こんな会話をしながら、今晩ウナギのかば焼きが食卓に並んだら、なんとべらぼうに高い土用うなぎをいただくことになる。…