思い出して

 今年に入ってから、日めくりカレンダーに書いてあることわざを抜き書きしよう…と思い立って、本当は毎日の日記の後に書き留めるつもりだった。しかし、視力の衰え認めざるを得ず、顔を洗ったその時に目の前のカレンダーの小さな文字を読みとることが時間がかかるようになっていた。小さな虫メガネを置いていたのだが、息子が「老眼になったのかなぁ・・・小さな字が読みづらい」というので、その拡大鏡を提供。それ以来私は時間をかけても読回不能となってしまった。

 根がずぼらなんだろう…ま、いいか・・・自分で納得して何日ぶんかかためて書こう…それがついつい溜まって1カ月2カ月となってしまっている。このままいけば年内続けることが怪しくなってきた。。

足元の明るい内 ・良い仲には垣・腹が立つなら親を思い出せ・転ばぬ先の杖・備えあれば憂いなし・過ぎたるは猶及ばざるがごとし・百聞は一見に如かず・握れば拳、開けば掌・雨降って地固まる・猫の手も借りたい・腹が減っては戦はできぬ・旨い物は宵に食え・膳部揃うて箸を取れ・便りの無いのは良い便り・青葉は眼の薬・一を聞いて十を知る・水を得た魚・降らぬ先の傘・昨日は今日の昔・一日一善・上り坂あれば下り坂あり・必要は発明の母・雨の夜にも星・竜の雲を得る如し・名のない星は宵から出る・鬼の目にも涙・嵐の前の静けさ・下手は上手のもと・念には念を入れよ・使っている鍬は光る・一葉落ちてから天下の秋を知る・用心は勇気の大半なり・雨だれ石を打つ・咽喉元過ぎれば熱さ忘れる・得難きは時、会い難きは友

 読んだだけで、なるほど…でも、ほとんどはどこかで聞いた言葉。日ごろの会話の中でずいぶんと教えをいただいてきたものだ、毎日記すことは絶望的だが、この一年どうしても続けたい。