商工会総会

 今日も暑かった。5月だというのに…稲枝商工会の総会。毎年ご案内いただいてごあいさつをさせていただいている。彦根市長様は他に公務もあり、前段早い段階で祝辞を済ませた段階で退席された。仕方のないことだ。
 話の中で、彦根城築城410年祭、ブルーインパルスが予想以上の大反響でとんでもない状況になっている。商工会の皆様にも是非ともご協力をお願いするとともに市の活性化に尽くしてまいりたい。計り知れない経済効果を出せるよう機会は準備したから頑張れ…と言わんばかり。ここでコチンときた。

 議事の一切が終わり、来賓祝辞になった時、前段会長様のあいさつの中で、中小企業の厳しい経済状況は変わらずとあった。、また、本総会の出席者も年々減っている…そんな中で、祝辞にはならないけれど思うところ話してみたい…。と。
今、あらゆるところで人口減少が問題視されている。高齢社会。…でも、戦後みんなが白いご飯が食べられて元気で長生きできる時代になってほしいと願ってきた時代から、今長寿社会が到来したことは喜ばしい。だが。核家族化になる今日を神輿して、稲枝の先人は、若者が合法的に新しく住居を構えられる地域を設定しようと地区計画を提案し要望続けてきた。今、我々の孫世代が、家を建てたい。愛総町が安くていい場所に建てられる・・・あちこちに聞く。農業に特化した土地利用しかできない状況では、若者はどんどん出ていってしまう。地区計画がやっと進むと期待していたのに、稲部遺跡が出た。そして最近の新聞では、水没し遺跡の水をポンプでかえ出す・・・とか、まだそんなところでうろうろしているのかと腹立たしくなる。

 稲枝の商工会は、生活者の需要を満たす商売や職人さんが主体でやってきた。商工会の皆さん、時代に合った事業に変わりなさい、というのか、地域の生活実態に必要とされるまちづくりの中で商売を継続していくのか…手遅れとならないうちに一刻も早く地区計画を実現していただきたい…。ちょっと言いすぎかな? と思いながら、でも、お城中心では、私たちの住む稲枝にとって何の影響もない。