カラスガイ

 キーンとふくらはぎの辺りがつる。思わず身をよじる。何、この痛いの…こんなことがたびたび起こるようになったのは60半ばを過ぎてからのこと。夜寝るとき、また、猛烈に歩いたときに上げた足の裏が、うまく地面につかなく次の一歩を踏み込むことができない。寒い時期には特に多いように思うが、寝こみの時に襲われるといたたまれなくて、もう一度お風呂に足を温めに行くこととなる。これって完全老化。

 太陽を見ると何かしてみたくなる。スコップを持ち出し、あたりの草や木の葉を鋤込みながら、次なる作のしつけに心躍るのだが、…掘り進むうちに大きなカエルが「もうちっと眠いのになぁ…」というようにふくれっ面で細目を動かす。おっ、と思うのは、これまたムカデ、大嫌いな奴。見るからに貪欲、それに厚かましいほどでかい。スコップで間髪入れずに両断。しかし、このムカデの生命力はぞっとするほど執拗。

過去、雪の上に放り出しておいても翌日になってもむじーっと動く。冷たい水の中に沈めておいても、一日では死なない。残虐だけど許せなく、バッサリと切ることにしている。切られて分かれた体をぐねっーっと動かす。勿論お腹を上に向けて…。
籠池氏の証人喚問で国会中継、イタイイタイとふくらはぎを揉み乍ら、この方も、もうわからなくなっている…。元警察と言われる議員の質問は、なるほど…と納得。、できない話を、どうすればできるか…もちこまれる相談事は議員なら誰でも経験すること。威圧はダメだけど、これも仕事でしょう…。