遺跡の出現で・・・?

 先日稲枝駅西側において、道路建設前の調査において弥生時代の遺跡が出た。…それも鉄製品を作っていた工房である…とか。現地説明会には、ロマンを求めた考古学ファンが1000人余…さぁ、どうなる、どうする?  まるで耶馬大国がすぐ隣にあったように…新聞には書かれてありました。

地域住民は長年にわたり、稲枝駅舎改築に併せて、西口からも乗降できるように、また、辺り一帯は、開発可能な地域にと期待を込めて計画を進めてきています。
 今、報道されるほどの価値ある遺跡が我々の故郷であることを知れば、誇らしくもあります。しかし、さりとて・・・なのです。 今のままの稲枝では、若い世代をはじめ住民に将来展望が開けません。土地はいっぱいあります。土地基盤整備もされていない…だから、掘れば必ず何かが出土します。歴史あるところは、うれしいことですが、道路は作っていただきたい。都市公園の中に遺跡公園を作り出土したものを展示し、図書館と一体化して新たな街を計画するのもいいと思います。

 彦根市の確たる方向付けを願います。マスタープラン改定に合わせて、今度こそ明記していただきたいのです。この遺跡が、真実どれほどの価値あるものなのか…見極めてほしいと思っています。各大手新聞の取り上げ方も様々でした。地域住民にとっては切実な問題ですから…。。冷静な見極めが必要と考えます。