町内文化祭

  自治会での文化祭が昨日から今日にかけて開催されている。以前に比べると出展数がグーンと減っていいるが、展示物は様々、 今年のタイトルは「私の宝物」だった。本人が宝と認めるものは、他人にとっては関係ない。一般的にお宝価値のあるものはともかくとしても、初めて作った俳句数種、子供のために作った発表会のドレス、定年過ぎてから思いついた水彩画、大切に残してあった矢立、昔々の保険証…今回私は、友人に借りた大学ノートに事細かに記録されたお話の感想、色鉛筆で詳細に描かれた挿絵の転写、一冊のノートの価値を見ていただきたくて展示した。≪すごいねぇ…≫見る人すべてが感嘆の声をあげられる。

 町内でのイベントのある度に写真を撮り続けていただいた方の好意により、お気に入りの写真があればお持ち帰りください…。見つけた人はにこにこしながら写真をはぎとり持ち帰られる。参加した人には、役員さん方が、子供のように綿菓子をまいてどうぞ…と進めていただく。男性には、色のつかないお茶ですが…の振る舞いも、我が亭主殿はうれしそう。

壁には運動会の動画が映し出され、みんなの笑顔がにぎやかさを倍にしている。きれいに表具された書、水墨画。そうそう、今年は冠句の巻物が展示されていた。稲枝では月が変わったら地域全体の文化祭が開かれる。各地域で開催した出品物の中から、何点か持ち寄って地区の体育館で開催。秋の恒例行事だ。菊華展、演芸発表会、…いよいよ文化の秋の幕が開ける。